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サウナの休憩は何分が正解?「黄金の2分」で深くととのう外気浴の方法

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サウナの休憩は何分が正解?「黄金の2分」で深くととのう外気浴の方法
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「サウナブームにのってサウナに入ってみたけど、正直『ととのう』感覚がよくわからない…」
「みんな気持ちよさそうにしているけど、自分はただ体が温まっただけのような…?」
「しっかり水風呂に入ったけど、いまいち『ととのう』感じがしない…」

もしあなたがそう感じているなら、原因は休憩(外気浴)にあるかもしれません。サウナ室での我慢、冷たい水風呂への挑戦…

そこまでは完璧でも、最後の「休憩」をおろそかにしていると、サウナの効果は半減どころかゼロになってしまうことも。

実は、サウナで「ととのう(Deep Relax)」瞬間が訪れるのは、熱いサウナ室でも、冷たい水風呂でもありません。

ベテランサウナーたちが椅子に座って目を閉じて幸せそうにしている、あの「休憩タイム」こそが本番なのです。

さにき

ただお風呂やサウナ室に入るだけじゃもったいない…!

サウナ室での熱さも、水風呂の冷たさも、すべては休憩のためにあると言っても過言ではありません。

医学的な根拠に基づいた「脳がととのうメカニズム」と、明日からすぐに使える「黄金の2分間ルーティン」を余すことなくお伝えします。

この記事では、疲れた脳を強制的にリセットし、最高に気持ちいい「ととのい」へ到達するための「休憩の極意」を解説します。

この記事でわかること
  • サウナの快感の9割が決まる「休憩」のメカニズム
  • 深くととのうための「黄金の2分間」ルーティン
  • 休憩時間は何分?外気浴と内気浴どっちがいい?
目次

なぜサウナは「休憩」が9割なのか?【医学的メカニズム】

「サウナ室で汗をかいて、水風呂でキュッと冷やす。」ここまでがサウナだと思っていませんか?

実はサウナの快感、いわゆる「ととのう」という現象が起きるのは、水風呂のあとの「休憩」のタイミングだけなんです。

日本サウナ学会代表理事の加藤容崇(かとうやすたか)医師も、著書などで「ととのう=脳が極限のリラックス状態にあること」と定義しています。

では、「ととのった」と感じるまでに、私たちの体の中で一体なにが起きているのでしょうか?

あなたの仕事、特に「残業地獄の巨大プロジェクトが終わった瞬間」に例えてみましょう。

サウナは「脳の解放区」

毎日、マルチタスクやプレッシャーで脳が疲弊している状態は、常に「終わりの見えない残業」をしているようなものです。

サウナの1セットは、この過酷な労働環境からの劇的な解放プロセスそのものです。

脳の解放プロセス
高温
サウナ室=【納品直前の修羅場】

締め切りギリギリ、絶対にミスが許されない極限状態。

「もう限界!キツイ!」と体が悲鳴を上げ、集中力と精神力でなんとか持ちこたえている。

まさに修羅場で交感神経は極限まで活性化しています。

急冷
水風呂=【最終確認の緊張と衝撃】

納品ボタンを押す直前、あるいはクライアントからの鋭い指摘が入った瞬間。

「やらかした!?ヤバイ!」と、思考が一瞬フリーズするような鋭い緊張が走り、さらに交感神経は活性化します。

休憩
外気浴=【納品完了!金曜の夜の解放感】

ここが最も重要です。無事に納品を終え、PCを閉じて会社を出た瞬間。

「終わった…!やっとゆっくりできる…!」という、重い鎖から解き放たれた究極の安堵感に包まれます。

ここで魔法が起きます。

重圧から開放され、ホッと一息ついて、体はまるで泥のように脱力します。(副交感神経へ切り替わる)

脳は「やりきった!」という達成感と興奮の余韻で、驚くほどクリアに冴え渡っている状態。

「肩の荷が降りて体はダラッとしているのに、頭の中は妙にスッキリして多幸感に溢れている」

この極上のリラックス感覚が、「ととのう」の正体です。

休憩(外気浴)をおろそかにするのは、地獄のプロジェクトを完遂した直後に、余韻に浸る間もなく次の重いタスクに取り掛かるようなもの。

それでは、せっかくの脳のご褒美タイムが台無しになってしまいます。

深くととのうための「黄金の2分間」ルーティン

理屈がわかったところで、次は実践です。

実は、多くの人が「ととのわない」原因は、水風呂から上がって椅子に座るまでの「ロスタイム」にあります。

サウナ医学において、ととのうのに最適な時間は「水風呂を出てから約2分間」しかありません。

この短い「ゴールデンタイム」を逃すと、時間を追うごとに「ととのい」は遠ざかっていきます。

この2分間だけは、テキパキ動きましょう。それでは、サウナガチ勢のルーティンを伝授します。

黄金の2分間ルーティーン
STEP
水風呂から静かに上がる

立ちくらみに注意しながら、ゆっくり立ち上がり水風呂を出ます。

STEP
全身の水滴をふき取る

ここが最初のポイントです。体が濡れたままだと、水滴が蒸発する時の「気化熱」で体温が急激に奪われてしまいます。

このままでは「ととのう」前に「湯冷め」してしまいます。

タオルを絞り、頭、首筋、背中、足先まで、水滴をサッとふき取りましょう。

STEP
【最重要】2分以内に椅子に深く座る

水風呂を出てから休憩開始まで、理想は2分以内。体の水滴をふき取りながら移動して、気に入った椅子を見つけたら迷わず座ります。

STEP
呼吸に集中する

座ったら、目を閉じて全身の力を抜きます。この時、意識するのは「深呼吸」だけです。

  1. 椅子に完全に体重を預け、全身の力を抜く
  2. 目を閉じて視覚情報をシャットアウト
  3. 鼻からゆっくり大きく吸う
  4. 口から細く長く息を吐く

深呼吸を繰り返すと、ドクドクといっていた心臓の鼓動が徐々に落ち着き、手足の先がジンジンと温かい膜に包まれる感覚がやってきます。

頭がグワングワンと回るような感覚や、宙に浮くような浮遊感が訪れたら、それが「ととのった」の合図です。

人によってはもっと違った感覚を感じる人もいるでしょう。日常では味わえない感覚を感じられたなら、それがあなたの「ととのい」です。

さにき

僕の感覚だと、椅子に沈み込んでいくけど、宙に浮いているような不思議な感覚です。

サウナー御用達の『MOKUタオル』なら吸水力も抜群!

ギュッと一絞りで吸水力が復活するので、効率よく水滴をふき取ることが出来て、黄金の2分以内の着席が容易になります。

休憩時間は何分?外気浴と内気浴どっちがいい?

「休憩は何分すればいいですか?」よく聞かれる質問ですが、結論から言うと「時計を見るのはやめましょう」

さにき

10分という定説がありますが、体調や季節によって最適な時間は変わります。

時計の代わりに基準にすべきなのは、あなた自身の「心拍数(脈拍)」です。

終了の合図は「心拍数が戻ったとき」

医学的な観点では、「心拍数が平常時(安静時)に戻ったとき」が休憩終了のベストタイミングです。

サウナと水風呂で急上昇と急降下を繰り返した心拍数が、その後休憩することによって徐々に平常値(一般的には60〜70回/分程度)に戻ります。

このプロセスのなかで「ととのい」が訪れます。

脈が落ち着いたということは自律神経が完全にリラックスモードに入り、次のセットへ向かう準備が整った合図です。

さにき

ところが、「自分の感覚」は意外とあてになりません。

指で脈を測る方法もありますが、毎回安定してととのいたいなら、スマートウォッチで「データ管理」をするのが現代サウナーの賢い選択です。

100plus Inc.様より引用

現在サウナ対応スマートウォッチは、数少ない選択肢しかありません。
こちらのサウォッチ:SHOWDOWN 1 (ショダンワン)サウナで使用をすることを目的に開発されたスマートウォッチですので、安心してサウナで使うことが出来ます。

さにき

90℃のサウナ室内でも安心して使用できるので、僕も半年以上愛用しています。

サウナ室での安心感もさることながら、このサウォッチ:SHOWDOWN 1 (ショダンワン)は専用アプリと連携することで、サウナの「ととのい」を計算し数値化してくれます。

あくまで採点は目安となりますが、自分の体に合わせたサ活を研究しながら、毎回の採点を楽しめるエンターテイメント性で、プラスαのサウナの楽しみ方を与えてくれる商品です。

「外気浴」vs「内気浴」ガチ勢の使い分け

「ととのうなら外気浴(露天スペース)が一番」と思い込んでいませんか?

さにき

実は、季節や目的によっては室内での「内気浴」の方が深くととのえるケースも多いのです。

スクロールできます
特徴外気浴(屋外)内気浴(室内)
メリット開放感・自然との一体感
日差しや風を肌で感じられる
天候・気温に左右されない
(安定してととのえる)
デメリット冬は寒すぎる
天候に左右される
開放感がやや劣る
夏場は暑く感じることも
おすすめの季節・天候春・秋・夏の夕方真冬・真夏・強風・雨の日

特に真冬は要注意です。外気浴で体が冷えすぎると、末端の血管が収縮しすぎてリラックスできません。

  • 「今日は風が気持ちいいから外で」
  • 「今日は寒いから足湯をしよう」
  • 「気温も低いし、スピード重視で内気浴」
  • 「日差しが強いから、日陰で休憩しよう」

このように、季節や気温に合わせて場所を選ぶことが、上級者への第一歩です。

どうしても「ととのわない」あなたへ【5つのチェックリスト】

「手順通りやったはずなのに、ただ疲れただけだった…」
「2分以内に椅子に座ったのにととのう感じがしない…」

もしそう感じたなら、あなたのサウナには「ほんの少しのズレ」があるのかもしれません。

多くの初心者が陥る「ととのわない原因」は、以下の5つに集約されます。

ととのわない5つの原因
  • 温めすぎて限界を超えている
  • サウナ室での温まりが足りない
  • 水風呂を「冷たい!」と感じた瞬間にあがっている
  • 休憩中にタオルを絞ったり髪を触ったりしている
  • 頭の中で「仕事の予定」や「仕事の反省点」を考えている

特に多い失敗:「脳のスイッチ」が切れていない

脳のスイッチが切れていないイメージ

サラリーマンに最も多いのが、体は休憩しているのに、頭はフル稼働しているパターンです。

休憩中、目を閉じながら「あ、あの件どうしようかな」「来週の仕事の予定は…」と考えていませんか?

思考が働くと、脳はエネルギーを消費し、せっかくの副交感神経(リラックス)モードが解除され、交感神経(興奮)が優位に戻ってしまいます。

これでは「ととのう」ことはできません。

解決策は「今、ここにある感覚」だけに意識を向けること、俗にいうマインドフルネスです。

  • 頬を撫でる風の冷たさ
  • 自分の心臓の「ドクン、ドクン」という音
  • 鼻をくすぐる草木の香り

これら「今この瞬間の体の感覚」だけに全集中してみてください。

雑念が消え、深いリラックスの波が訪れ、力強く鼓動する心臓が、あなたに生きている実感を与えてくれます。

まとめ:休憩を制するものがサウナを制する

オアシスのイメージ

今回の記事のポイントをおさらいします。

  1. サウナの快感の9割は「休憩(外気浴)」で決まる。
  2. 水風呂を出てから椅子に座るまでの「2分間」が勝負。
  3. 時間は時計ではなく「心拍数」で科学的に判断する。
  4. 「やりすぎ」は厳禁。心地よい範囲で楽しむ。

忙しい日々を送る私たちにとってサウナは、最短で脳をメンテナンスできる最高のオアシスです。

今度の週末は、スマホをロッカーに預けて、自分の体と対話する贅沢な時間を過ごしてみませんか?

脳疲労がリセットされ、しっかりととのった翌朝は、驚くほどパフォーマンスが上がっているはずです。

この記事で、あなたのサ活が100倍楽しくなるお手伝いが出来たなら幸いです。

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