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【体験レポート】小里川ダムの「屋外サウナ」が最高だった~バスに乗り遅れて3km歩いた先に…~

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地元のダム施設のイベントで、屋外サウナが設置される——。

その情報を聞いた瞬間、僕は居ても立っても居られず予約をして、屋外サウナを体験してきました。

結論から言うと、そこは「非日常を味わえる最高の空間」でした。

  • 「ちょっと遠いからいいかな…」
  • 「サウナは好きだけど、近くの施設で十分」
  • 「イベントでも、屋外で水着になるのは抵抗があるな…」

そうためらっているあなたの気持ちもよく分かりますが

この記事を読むことで、このようなあなたの考えは、今まで感じたことが無い体験の第一歩になります。

あなたの心が少しでも揺れたのなら、ほんの少しの手間と勇気を出して、ぜひ屋外サウナのイベントへ足を運んでみてほしいのです。

今回の屋外サウナには、大型の温浴施設では決して味わえない絶景や、その場所を選びサウナを設置した人たちの「熱い想い」がありました。

この記事が、あなたの新たな体験に踏み出す一歩の、小さな後押しになれば幸いです。

目次

2025年初開催!「小里川ダムフェスタ」とは?

今回僕が体験した屋外サウナは、2025年に初開催された【小里川ダムフェスタ】というイベントの企画の一つです。

このイベントは、小里川ダムという水源地域の活性化を目的に、なんと3年前(2022年)から探求学習の一環として県立瑞浪高校生の「小里川ダムでこんなことがしたい!!」という想いを主体に企画されたもの。

~ダムでいやす、ととのう、あそびつくす~

をコンセプトに屋外サウナの他にも、

  • キャンプ
  • 3on3大会
  • キッチンカー&屋台
  • ダム管理用通路乗り物体験
  • スカイランタン
  • ダムライトアップ

など、非日常を楽しめる様々な企画が用意されていました。

受付の様子のイメージ

次回開催時は早めの予約がおススメ

どれも魅力的な企画ではありますが、その中でも

  • キャンプ
  • 管理用通路乗り物体験
  • ランタン散歩

この3つは特に人気があり、予約枠が埋まっていました。

この3つの企画は、どれも無料で参加できるだけでなく、普段では一般に開放されていない場所で特別な体験ができる貴重な機会です。

ご家族、ご友人、恋人、どなたでも日頃では体験できない『思い出』を作り、心に刻んで持って帰る体験ができます。

まずは、このイベントの「目玉」であった、最高のサウナ体験からレポートします!

【体験レポート】至高の絶景!小里川ダムの屋外サウナ

会場に到着すると、目の前には「バレルサウナ」と「テントサウナ」の二種類が鎮座していました。

その中間地点に水風呂が設置されていて、完璧な導線に「設営者さん、分かってる…!」と胸が打たれます。

(実はここまで来るのに色々あったのですが、それは後ほど…)

サウナスペースの外観

サウナパンツとサウナポンチョを着て準備万端!道中スタッフの皆さんに、会釈をしながらサウナへ向かいます。

まずは、ここまで約3km歩いてきてかいた汗を、水シャワーでしっかり流します。

水源が無い場所にもかかわらず、シャワーまで用意されている配慮に感謝しつつ、さっそくバレルサウナから楽しませていただきます。

1.バレルサウナ ~芳醇な木の香りと包み込まれるような熱~

扉を開けた瞬間、鼻に入ってくる芳醇な木の香り。この匂いが大好きなんです!温度は90度。湿度もしっかりあり、息苦しさはありません。

二人用という小振りなサイズながら、大きな採光窓から入る光が美しい木目を照らし

全く狭さを感じさせない、瞑想にぴったりの柔らかい空間でした。

ロウリュをすると、舞い上がった蒸気が天井を伝い、僕の体を優しく抱きしめるように降り注ぎます。ロウリュと共に広がる香りを、直に味わえるのもバレルサウナの良い所ですね!

採光窓から見える木々が、風でそよそよと揺れる景色を眺めながら、最高のサウナ室を満喫しました。

バレルサウナのイメージ

2.【究極の非日常】ダム湖を見下ろし感じる「ととのい」

1セット目は11分間バレルサウナで温まり、心拍数も140を超えたのでサウナ室を出ます。

水風呂はなんとチラー付き!

火照った体をしっかり冷えた水風呂でクールダウンし、サウナポンチョを着て外気浴スペースへ。

さにき

ととのいスペースから見える景色が、こちらです!

ととのいスポットの絶景
ダムを見下ろす絶景。この時曇ってたのが残念…

インフィニティチェアに深く腰掛け、全体重を預けて椅子を倒す。見上げた空の、雲のまにまに見える青空は、いつもより透明度が増したように見えました。

周りを包む静寂と、遮るもののない視界。空から地上に目を戻すと、少し紅葉し始めた木々と、眼下に広がるダム湖。

日が暮れてくると、今度は秋虫の鳴き声が聞こえてきます。普段は意識もしない音、見えない景色が、五感を研ぎ澄ませてくれる。

「ああ、今、生きているな」

日々過ごす中だと、意識もしない鳥の鳴き声や、虫の羽音、水のせせらぎが聞こえて世界を感じる、生きている実感を感じられる瞬間ですね。 この感覚が、僕をサウナの世界に引きずり込んだ原因です。

この感覚こそ、屋外サウナの醍醐味です。この瞬間に出会うために、僕はここに来たんだと実感しました。

3.テントサウナ ~揺らめく炎と静寂~

2セット目はテントサウナへ。こちらは4人~6人は入れそうな広々サイズ。

なんと「薪ストーブ」です!揺らめく炎を見ながら入るサウナは、施設ではなかなか味わえない魅力があります。

温度は80度程度。ロウリュをすると、ジュワーっという音の後、少し間を置いてから柔らかい蒸気が体を包み込みます。

薄暗い室内で、揺らぐ炎を見ながら静かに自分と向き合う、心休まる最高の10分間でした。

テントサウナのイメージ

最高の体験の裏にあった「リアルなドラマ」

この最高の体験の裏側には、「リアルなドラマ」がありました。

それは僕の大失敗と、このイベントを支えた方々の「熱い想い」です。

1.【大失敗】確認不足…シャトルバス乗り遅れ

結論から言えば、イベントの予約時間に間に合うシャトルバスに乗り遅れました…。

予約時間の30分前に駐車場に着き、余裕だと思っていた僕。バス乗り場で「次のバスは16時05分ですよ」と係員さんに教えられました。現在15時10分、サウナの予約は15時40分。

間に合わない…!

乗り遅れのイメージ画像

「15分刻みくらいで出ているだろう」と、時刻表を確認しなかった僕が100%悪いです。

(係員の方が本部と連絡を取り、臨時便を出そうとしてくれたのですが、願いは叶いませんでした。本当にありがとうございました…)

時刻は15時15分。マップで確認し「歩けば30分」と判断した僕は、徒歩で会場に向かうことを決意。約3kmの道のりを少し早歩きで進みます。

普通なら「最悪だ…」と億劫になるところですが、不思議と当時の僕は

「今運動したら、サウナがもっと気持ちよくなりそうだな~♪」としか考えておらず、道中の景色も楽しみながら会場へ向かいました。

会場着前の最後の坂道が一番きつかったですが、ギリギリ15時40分に到着!

結果として、このウォーキングが最高のととのいを生む「最高のウォーミングアップ」になったんですから、人生は何が起こるか分かりません。

(皆さんは、せっかくのイベントです。時刻表の確認はしっかりしてくださいね!)

2.サウナ後の「サ飯」と来年見逃せない情報

最高の80分間を終え、サウナの後は「サ飯」です!キッチンカーブースで、焼き鳥、たこ焼き、唐揚げを購入。他にも魅力的な食べ物があり、目移りしてしまいました。

どれもイベント価格としては非常に良心的で、最高に美味しかったです。(家に持ち帰ったら、子供たちも大喜びでした)

キッチンカーで食事を楽しむイメージ

そして、来年(次回)開催時に絶対に見逃せない情報をゲットしました。

なんと、僕が行った屋外サウナブース以外に、キャンプブースにもテントサウナが設置されており

そこでも【無料】でサウナが楽しめたようなんです…!

リサーチ不足でした。サウナでととのってからのバーベキューなんて、最高すぎますよね。次回も同じ企画が採用されるかは未定ですが、テントサウナが設置されるなら絶対にキャンプ枠を予約します!

3.【独自取材】瑞浪高校生と運営者の「想い」

この最高のイベントは、いったい誰が企画したのか?体験後、貴重なお時間をいただき

小里川ダム管理支所の支所長さんにお話を聞くことができました。

現存する施設を有効活用して、どうすれば様々な地方から足を運んでもらい、地域を盛り上げていけるのか?

という目線を軸として、官民一体となり実現に向けて活動を進めてこられました。

驚いたことにこのイベントは、小里川ダムという水源地域の活性化を目的に、3年前(2022年)から探求学習の一環として始まり

県立瑞浪高校の生徒さんたちが「小里川ダムでこんなことがしたい!」をコンセプトに

一年前から地域やダムについて学習し、アイディアを練って立案したものが主体となっているそうです。

屋外サウナも、サウナサークルの生徒さんが「このロケーション(高台の展望台)が最高だ」と

設置場所を選んだとのこと。(本当に素晴らしいセンスです、感服しました…!)

  • 「市や県の力だけでは長続きさせるのは難しい。民間の人々とも協力して、さらに規模を大きくし、地域を活性化させたい」
  • 「予約無しでも気軽に参加できる体制を作って、隣の『道の駅おばあちゃん市・山岡』に来たついでに、イベントも楽しんでもらいたい」

高校生と地域の方々の、熱い想いが詰まったイベントだったのです。

是非一度、ダムの堰堤から見える水車と、自然が織りなすコラボレーションを見に、小里川ダムへ足を運んでみてはいかがでしょうか?

小里川ダムライトアップの様子
ライトアップされた小里川ダム

4.【独自取材】設営者「Flying Handy」土田 勇也さんの「想い」

さらに、この最高のサウナを設営した、「Flying Handy」代表の土田 勇也さんにもお話を伺うことができました。

土田さんは要望を受け、「自然と人工物(ダム)とのコラボレーションが、他にない絶景を生む」と確信し、ダムでの初設営に挑んだそうです。

「サウナの魅力は、自然や外界との繋がりに加え、自分の中にある内生的な要素(自分との対話)を両方感じられるところだ」

と、土田さんは語ります。(まさに僕が外気浴で感じた「生きている実感」そのものでした)

水源が無い場所での開催のため、給水車で水を確保し、非常用シャワーを設置するなど

見えない所での大変な苦労があったことも教えていただきました。

「Flying Handy」は今後、女性限定の「美のマルシェ」や

老若男女を問わずに楽しめるスペイン料理とサウナを組み合わせた「グランピングとは一線を画した」体験など

エンターテイメントとしてのサウナを追求していきたい、と熱く語ってくださいました。

グランピングの予想図

最後に、読者へのメッセージもいただきました!「どこへでも、あなたの街に飛んでいきますので極上のサウナ体験をしませんか?気軽に声をかけてください」

(土田さん、本当にありがとうございました!マイサウナを買うときは相談します!)

まとめ:一歩踏み出して、最高の「非日常」を体験しよう

「遠いから」「水着が恥ずかしいから」

そう言って、近所のいつものサウナに行くだけでは決して出会えなかった体験が、小里川ダムにはありました。

ダム湖を見下ろす絶景、秋虫の鳴き声、炎の揺らめき。

そして、地元を盛り上げたいという高校生と運営者の「情熱」と、最高の体験を届けたいという設営者の「プロ意識」。

そのすべてが、僕の「ととのい」を、ただの”気持ちいい”から、”忘れられない感動”へと変えてくれました。

(バスに乗り遅れるという「大失敗」も含めて)

もしあなたが、日常に少し物足りなさを感じているなら。ぜひ、あなたの近くで開催される「屋外サウナ」のイベントを探してみてください。

その一歩が、最高の「非日常」への扉になるでしょう。

■ 今回お世話になった方々(関連リンク)

今回の素晴らしいイベントとサウナ体験は、以下の方々の情熱によって支えられていました。

ご興味のある方は、ぜひ公式情報をチェックしてみてください!

小里川ダムでは毎日堤体内部を見学できます。
(平日の月曜日・年末年始を除く) 11:00~16:00 祝祭日の月曜日は見学できます。

小里川ダムと自然が織りなす、四季折々の景色を楽しみながら、ゆっくりと大切な人との時間を満喫してください。詳しくは公式HPをご覧ください。

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