オートロウリュや熱波が来ると、頭が熱くて先にサウナ室を出てしまう
いまのタオル地のハットと何が違うのか分からない
11,000円を思い切って買って、失敗したらどうしよう
もっといいサウナハットが欲しいけど、有名ブランドになるとなかなか気軽に手が出ない…。
僕も最初のハットから買い替えるときは、そう思っていました。
さにきこんにちは、年に100回以上サウナに通う、サウナ・スパ健康アドバイザーのさにきです。
今回は SAUNA NOVA(サウナノヴァ)様より提供を受けた「Vaceous Sauna Hat PRO」(以下、PRO)を、9月から10月に3つの施設で試しました。
普段タオル地のハットを使っている妻にも被ってもらっています。
提供品ですが、良い点も正直微妙な点も素直に書きます。
結論から言うと、PRO は熱の変化があるサウナでも頭頂が熱くなりにくい、断熱で選ぶハットです。
オートロウリュや送風が来ても頭の上は平気で、断熱は僕が使ってきたハットの中でいちばんでした。
ただ、買う前に知っておいてほしい点が2つあります。
1つは耳で、普通に被ると耳たぶのあたりが出ます。
被ってから後頭部のつばを上に折り返せば、耳たぶの下のほうまで覆えました。
もう1つは汗で、タオル地と違ってほとんど吸わないので、垂れてきてもハットで押さえて吸わせられません。
熱の変化が少ないサウナが中心で、いまのハットに困っていないなら、買い急ぐ必要はありません。
僕の失敗:最初の安いタオル地のハットでは、送風が始まって1分半で頭と耳が熱くなってサウナ室を飛び出していました。
濡れたまま被ると、途中から熱くもなりました。
結論:PRO は、熱の変化があるサウナでも頭頂が熱くなりにくい、断熱で選ぶハットです。
失敗しないコツ
- 被ったら後頭部のつばを約5cm上に折り返す(耳たぶの下のほうまで覆える)
- 濡らさずに使い、額の汗はタオルで拭く
- 迷うなら公式ストアで買う(2026年9月30日時点、SAUNA NOVA のハットが初めてなら届いて30日以内は使用後も返金可。返金保証の条件あり)
本文では、つばを折り返す被り方と洗って3時間ほどで乾く干し方まで、測った数字でまとめました。
- ロウリュや送風の部屋で、頭頂と耳がどうだったか
- 深い PRO の被り方と、つばを折り返して耳まで覆うコツ
- 濡らさない使い方と、洗ってから乾かすまで
- 弱点(額の汗・かさばり・11,000円)と、合う人・急がなくていい人
- 贈り物にするときのセットと、相手に確かめること
11,000円のハットを買って後悔しないように、じっくり確かめたい人は本文から読み進めてみてください。
いますぐ公式ストアで製品を見たい人は下のボタンから見てみてください。
ロウリュでも頭頂は平気。耳は被り方次第


温度や設備の違う3つの施設で PRO を被り検証しましたが、頭頂はロウリュや送風が来ても熱くなりにくいままでした。
ただし、耳は被り方と部屋で変わりました。
ロウリュや送風で熱が動く部屋では、普通に被ると耳が丸見えなので、耳を熱く感じてしまいます。
何度か試行錯誤して、後頭部のつばを折り返して被ると、耳たぶの下のほうまで覆えて、熱さも和らぐことに気づきました。
ロウリュ後に頭頂が熱くなったのはタオル地のPOCKET
9月14日には、僕が普段使っているタオル地の ABiL POCKET と、同じ部屋・同じ長さ(約5分)で比べました。
比べたのは93℃の瞑想向けの部屋で、2分ほどでセルフロウリュがありました。送風はありません。
| 比べる点 | PRO(普通に被る) | タオル地の POCKET |
|---|---|---|
| 耳 | 熱い | 熱くない |
| 頭頂 | 気にならない | 熱い(ロウリュのあと PRO より熱を感じた) |
| 汗の貼りつき | 貼りつかない | PRO より貼りつく |
耳は POCKET のほうが平気でしたが、POCKET が耳たぶまで覆う深い形だからです。
以前レビューしたチルマルコチャンの今治タオルのハットでは、耳も熱くなりました。
耳を守れるかは、タオル地かどうかよりハットの形で決まる、と僕は見ています。
9月28日には、送風のあるオートロウリュの部屋で、PRO と POCKET をセットごとに被り替えて比べました。
頭頂は PRO のほうが断然熱くなく、POCKET はじんわり熱さを感じました。
耳は、普通に被ると PRO は耳が出るぶん熱く、耳まで覆う POCKET のほうが平気でした。
つばを折り返した PRO とも比べると、POCKET は耳のほぼ全体を覆えても耳たぶの下から熱い空気が入り、折り返した PRO なら耳の熱さは POCKET と同じか、もっと抑えられました。
105℃のカラッとした部屋では、約2分ごとに被り替えました(PRO→POCKET→PRO)。
POCKET は頭の上がほんわか温かく、PRO はほぼ熱さを感じませんでした。
冒頭で書いた最初の安いハットと違い、PRO では体感温度の上がる送風の最中も、頭頂は平気でした。
日も施設も違うので、同じ条件の比較ではありません。
熱の変化が少ない90℃前後のサウナで POCKET を被っていて、頭頂が熱くて困った記憶は僕にはほとんどありません。
POCKET の頭頂が熱くなったのは、ロウリュで熱が一気に動いたときでした。
熱の変化が大きい施設に通うなら PRO、変化の少ないサウナが中心でいまのハットに困っていないなら急いで替えなくていい、というのが今の僕の答えです。
部屋ごとの結果。耳は温度より湿気と熱の動きで熱い


試したのは、ロウリュも送風もない85℃のサウナがある施設と、サウナ室が4つある施設です。
101〜103℃のオートロウリュがある別の施設でも試しました。
| 日付 | サウナ室 | 被り方 | 頭頂 | 耳 |
|---|---|---|---|---|
| 9月11日 3セット(1セット7〜9分台) | 85℃・ロウリュも送風もない | 前が見える程度に斜め | 熱を感じにくい | それほど気にならなかった(記憶) |
| 9月14日 4セット(各約5分) | ・4部屋(オートロウリュのあと送風 ・セルフロウリュ ・105℃の乾いた部屋 ・55℃の薬草スチーム) | 普通に(耳は覆わない) | 気にならない | 熱い(送風で圧と痛み) |
| 9月19日 6セット | 同じ4部屋 | 耳の際まで下ろす(耳たぶは出る) | 気にならない(頭まで押しつけると少し熱い) | 和らいだ(ロウリュや送風の最中も) |
| 9月25日 3セット(約5〜6分) | 101〜103℃・オートロウリュ(送風なし)・最上段 | ・普通に被る ・耳の際まで下ろす(同じセットの中で切り替え) | 平気 | ・普通=蒸気が回ってきて約10秒で少し熱い ・下ろす=平気 |
| 9月28日 5セット(約5〜7分) | ・4部屋の施設(送風のあるオートロウリュ ・105℃のカラッとした部屋 ・55℃のスチーム ほか) | PRO と POCKET をセットごとに、または同じセットの中で被り替え | ・PRO=ほぼ感じない ・POCKET=じんわり温かい | ・普通に被ると POCKET のほうが平気 ・PRO はつばを折り返すと同じかそれ以上 |
| 10月3日 5セット | ・同じ4部屋(85℃のメイン ・95℃の禅 ・105℃のストロング ・60℃のスチーム) | 入って約2分は普通に被り、そのあとつばを折り返す | (この日は耳だけ記録) | ・普通=85℃・95℃は少し熱い、オートロウリュ直後・105℃・60℃は熱い(スチームがいちばん) ・折り返し後=105℃・60℃でも気にならない |
測った条件
- ハット自体は濡らさず、汗だけの状態で被った(水風呂のあと、濡れた髪のまま被った日もある)
- 4部屋の施設で約5分で出たのは、体が先に限界になったから
- 9月14日の4部屋は、セットごとの記憶ではなく通しの印象
- 温度は施設の表示(4部屋の施設は9月19日の表示)
- 熱さは「熱い/気にならない/涼しい」の3段階で、僕の体感を記録した
- 試したのは9月から10月の6日間。使い続けて、季節や施設が変わったときの結果を書き足します
表を並べると、耳の熱さには温度の数字より湿気の多さや、ロウリュ・送風で熱が動くかどうかが関わっていそうだと僕は見ています。
60℃のスチームの部屋のほうが、105℃の乾いた部屋より耳は熱く感じたからです。
耳の熱さは入ってすぐから感じ、しばらくすると慣れてきますが、熱いこと自体は続きます。
ただ、ロウリュのない部屋でも耳は少し熱かったので、どの部屋でもつばを折り返しておくほうが安心です。
セットを重ねても熱がこもらない
断熱をいちばん実感したのは、PRO を初めて施設で使った9月11日です。
最初はそれほど変わらないかと思いましたが、セットを重ねても熱がこもらず、長くサウナ室にいられたように感じました。
サウナ室にいた時間は、1セット目の7分36秒から、3セット目は9分24秒まで延びています。9月11日は、心拍を上げすぎない入り方を試した日でもありました。
長く入っていたのに、心拍の上がり方は穏やかでした。
断熱の効果もあると僕は見ていますが、入り方を変えた日なので、ハットだけのおかげとは言い切れません。
頭が平気でも、出るタイミングは時間や体の熱さなど、頭以外の目安で決めておいてください。
サウナ室を出ると、ハットの外側が熱くなっていて、頭の上でこれだけの熱を受け止めていたんですね。
汗は頭に貼りつかず、額に垂れる


PRO と POCKET を比べた表のとおり、PRO は POCKET より汗が頭に貼りつきません。
頭に触れる内側が、タオル地ではなく立体的なメッシュだからだと思います。
代わりに、額の汗は吸われずに垂れてきます。垂れる量はタオル地と大きく変わりませんが、タオル地のようにハットで押さえて吸わせることはできません。
汗が目に入るのが苦手な人には気になる点なので、ほかの弱点と一緒に、弱点の章で整理します。
タオル地と何が違う?PROの3層構造


Vaceous Sauna Hat PRO は、水をはじく表地・中綿・内側のメッシュの3層で、濡れにくさと頭頂の守りを作っているハットです。
代わりに失うのは軽さと薄さで、僕が普段使っているタオル地の ABiL POCKET より20g重く、畳むと多少かさばります。
ちなみに SAUNA NOVA は、カタカナだと「サウナノバ」ではなく「サウナノヴァ」と読みます。
| 項目 | Vaceous Sauna Hat PRO |
|---|---|
| 素材 | 表地:ポリエステル100% 中綿:3M シンサレート100% 裏地:ポリエステル100% |
| 高さ・頭囲(公式) | 高さ約28cm・頭囲約62cm |
| 重さ(僕の実測) | 100g(洗濯して乾かした状態) |
| 色(全4色) | ・ブラック ・ダークネイビー ・カーキ ・オフホワイト |
| 価格 | 11,000円(税込・2026年9月23日時点) |
| お手入れ(公式) | ・洗濯機で丸洗いできる ・乾燥機は使えない ・絞らない |
汗を吸うタオル地と、ほとんど吸わないPRO
いま被っているタオル地のハットは、汗も水も生地が吸います。
PRO は外側の生地が水をはじき、頭に触れる内側は網目が立体的に盛り上がったメッシュで、汗を吸い込みにくい作りです。
内側のメッシュは公式ページに書かれていない点で、実物を見て確かめました。
頭頂の守りを受け持つのは中綿です。
PRO は、細い繊維のすき間に空気をためて熱を伝えにくくする3M 社のシンサレートを、前のモデルの2倍の量入れています。
サウナ室で頭頂の熱を感じにくかったのは、中綿のおかげだと僕は見ているんです。
重さは100g、タオル地のPOCKETより20g重い
洗濯して乾かしてから量ると、PRO は100gでした。同じ条件で量ったタオル地の POCKET は80gです。
数字では PRO が20g重いのに、普段タオル地のハットを使っている妻は、被って「軽い」と言いました。
メッシュ生地の裏地が、密着しすぎない軽い被り心地を演出しつつも、構造で断熱性を担保しているのがPROの特徴でもあります。
乾いた重さと、被ったときの感じ方は別に考えたほうがよさそうです。
洗って脱水した直後でも、PRO が乾いた状態から増えたのは22gでした。
同じ洗濯機で洗った POCKET は40g増えていたので、水を抱えにくいのは PRO のほうです。
11,000円の質感と、施設での目立ち方
手に取ると生地に厚みがあり、質感は POCKET より上です。
ただ、提供品なので、自分で11,000円を払った人の満足感と同じとは言えません。
払う価値があるかは、前の章のサウナ室での違いと合わせて判断してください。
分かる人には SAUNA NOVA だと分かるデザインですが、僕が被っていて注目を集めることはありませんでした。
妻も女湯で被りましたが、ほかにもハットの人がいて、見られている感じはなかったそうです。カーキは落ち着いた色でよかった、とも話していました。
深いPROは斜めに被り、つばを折り返す
PRO は深く被れば首元まで隠れる大きさで、目隠しにもなり、前を見たいときは前を上げて斜めに被ります。
普通に被ると耳たぶのあたりが出ますが、被ってから後頭部のつばを折り返すと、耳たぶの下のほうまで覆えました。
深く被れば目隠し、前を見るなら斜めに
深く被ると目まで完全に隠れるので、座って目を閉じていたいときは目隠しになります。
公式も「より目・耳・後頭部まで包み込む設計」とうたっているとおりで、サウナに没入したい人には使いやすい深さです。
代わりに、地面と水平に被ると目元まで隠れて、前はつばで見えません。前を見たいときは、前を上げて斜めに被ると見えるようになります。
僕は斜めに被ったまま、サウナ室を出て移動しています。
水平に被ったまま歩くのは危ないので、移動するときは斜めにするか、ハットを脱いでください。
つばが広いので、サウナ室の取っ手を見ようと目線を下げると正面が見えなくなります。
扉を開けるときは、つばの前を少し上げておくと正面も見えます。
PRO は斜めにするだけで前が見えるので、移動のたびに浅く被り直す手間はありません。
つばを折り返して耳まで覆う被り方
前を見たまま耳も守りたいときは、次の順で被ります。
- 前を上げて斜めに被り、前が見える位置を決める
- 被ったまま、後頭部のつばだけを5cmほど上に折り返す(自然に折りやすい幅でよい。横のつばも一緒に返って、耳に沿う)
- 頭の上は押しつけず、すき間を残す


折り返さずに、つばを押さえて下ろすだけだと、隠れるのは耳の半分ほどです。
折り返すと、耳たぶの下のほうまで覆えました。
横のつばが耳に沿って密着するので、熱い空気が耳に当たらなくなります。
60℃のスチームの部屋や105℃の部屋でも、折り返したあとは耳の熱さが気にならなくなりました(部屋ごとの結果)。
折り返しても頭頂の熱さは変わらず、送風が来ても形は崩れませんでした。
前は見えたままで、外したあとに折り目も残りません。見た目で目立つこともなく、つばが肩に当たりにくくなるのも助かります。



一度折ってしまえば、5セットのあいだ一度も直さずに済みました。外しても折り目は残らないので気楽です。
頭までハットを押しつけると、今度は頭頂が少し熱く感じました。
押さえるのはつばだけにして、頭の上にはすき間を残すほうがよさそうです。
一度位置を決めればそのまま保ってくれて、少し動いたくらいでは外れず、被り直すこともほとんどありませんでした。
ただ、同じ日に被ったタオル地の POCKET も被り直しはほぼ0回で、ずれにくさは PRO だけの強みではありません。
普段タオル地のハットを使っている妻は、形が安定しているので被り直さなくていい、と話していました。
耳たぶが出る理由。立てるとPOCKETと同じ20cm


普通に被ると耳の上のほうは覆えても、耳たぶのあたりが出るのは、頭囲56.5cmの僕も57cmの妻も同じでした。
公式の高さは PRO が約28cm、比べたタオル地の POCKET が約25cmで、PRO が3cm深いはずです。
ところが被ると PRO のほうが浅く感じたので、2つを測ってみました。
| 高さ | PRO | |
|---|---|---|
| 公式の表示 | 約28cm | 約25cm |
| 立てた高さ(実測) | 20cm | 20cm |
床に立てると、PRO も POCKET も同じ20cmでした。公式が示す3cmの差は、縁がつばとして外へ広がるのに使われていて、頭を下へ覆う深さにはなっていないと僕は読んでいます。
ただ、僕と妻は頭囲が近いので、頭の大きい人や小さい人でも同じかまでは分かりません。
僕たちと同じくらいの頭囲なら、耳たぶのあたりが出るかもしれないと思っておくと、買ってから慌てません。
僕の頭囲では、出たとしてもつばを折り返せば覆えました。
女性が被ると。髪・サイズ・濡れた髪
妻にも、女湯のサウナで PRO を被ってもらいました。
90℃前後の部屋に7分前後を3セットで、1回はオートロウリュがありました。
妻は耳も頭頂も熱くなかったそうです。確かめると、ハットからは耳たぶのあたりが出ていました。
熱くならなかったのは、髪が耳にかかっていたからでしょう。
短髪で耳がまるごと出る男性ほど、つばを折り返す被り方を覚えておく価値がある、と僕は見ています。
熱さについて、妻からはもう1つ話がありました。
妻は、熱い部屋やロウリュで急に熱くなった日に、3回に1回くらい頭痛が出ます。
普段のタオル地のハットでも出ることがありますが、9月に PRO を被った2回は、どちらも頭痛が出なかったそうです。
入り方は普段どおりでしたが、熱い部屋でロウリュがあったのは1回だけで、もう1回は約70℃の部屋でした。
普段頭痛が出やすい条件だったのは1回だけなので、ハットのおかげかはまだ分かりません。続けて使ってもらって確かめます。
ただ、頭が熱くないぶん、長く入りたくなったとも話していました。
頭が平気でも、出るタイミングは時間や体の熱さなど、頭以外の目安で決めておいてください。
頭痛が続くときは、無理をせず医療機関に相談してください。
サイズはちょうどよく、締めつけもなかったそうです。目までかかるので、妻も少し斜めに被っていました。
ミディアムヘアを頭の中ほどで結ぶと、髪はハットの中に収まり、脱いだあとも髪型は崩れませんでした。
濡らさない前提。洗っても半日かからず乾く
PRO は濡らさずに使うハットです。汗だけで使う分には、持ち帰りも洗ったあとも手間がかかりませんでした。
僕が濡らさない理由。濡れたハットは数分で熱くなった
僕はハットを濡らさずに被ります。以前使っていたハットを濡らして被ると、直後は冷たくて気持ちよく感じました。
ところが数分で逆転して、かえって熱く感じました。温度の高い部屋ほど逆転までが早く、送風があればもっと早く来ます。
PRO は濡らして被ったことはなく、今回はすべて濡らさずに使っています。



以前の薄いタオル地のハットは、濡れるたびに絞って被っていました。途中から熱くなって、断熱はあまり感じられませんでした。
水は空気の25倍ほど熱を伝えます。
濡れた生地は、熱をさえぎる側から運ぶ側に回ってしまうわけです。
PRO は公式も、使用後に絞らないよう案内しています。濡らして使う前提の作りではないと僕は読みました。
スチームでも中までは濡れない
濡れにくさがはっきり出たのは、55℃の薬草スチームの部屋です。湿度が高く、天井から水滴が落ちてくることもある部屋でした。
表面には水滴がつきましたが、中までは濡れませんでした。水をはじく表地が効いていると感じた場面です。
6セット使って持ち帰っても、増えたのは1gで無臭
6セット被った日は、施設を出てから約1時間、バッグに入れて持ち帰りました。家で量ると101gで、乾いた状態から1gしか増えていませんでした。
バッグの中の湿りも臭いもほとんどなく、ハットを直接嗅いでもほぼ無臭でした。
5セット使って持ち帰った別の日も、重さは乾いた状態と同じ100gで、においも気になりませんでした。
別の日には、使ったあと洗わずに、バッグへ入れたまま一晩置いてみました。翌朝、PRO はほぼ乾いていて、洗剤の香りがわずかに残る程度です。
同じ日に使ったタオル地の POCKET は、少し湿っていて、わずかに生乾きのにおいがしました。使ったのは PRO が4セット、POCKET が1セットで、使った量が少ないほうに、においと湿りが残りました。
比べ方の条件
- ハット自体は濡らさず、汗だけで使った(水風呂のあと、濡れた髪のまま被った日もある)
- 水で濡らしてから一晩置く、という使い方は試していない
- においは「ほぼ無臭/わずか/はっきり」の3段階で、僕が嗅いで記録した
洗って3時間ほどで乾く。POCKETは翌朝


9月28日は、PRO と POCKET を一緒に洗い、エアコンの風が当たる場所に並べて干しました。
| 干してからの時間 | PRO(乾いた状態100g) | POCKET(乾いた状態80g) |
|---|---|---|
| 脱水の直後 | 122g | 120g |
| 1時間15分 | 110g | 116g |
| 1時間50分 | 106g | 114g |
| 3時間15分 | 101g | 109g |
| 6時間45分 | 100g | 98g |
| 翌朝(約17時間半) | - | 81g |


PRO は3時間15分でほぼ元の重さに戻り、公式の「最短2-3時間」に近い結果でした。同じ場所に干した POCKET は、元の重さに戻るまで翌朝までかかりました。
PRO は内側のメッシュを引き出して干していて、公式も裏地を引っ張り出して乾かす干し方をすすめています。
別の日に室内で干したときは、40分で水分の3分の2が抜け、4時間半後に量ったときには元の重さでした。
干す場所で時間は変わりますが、乾きの速さは、僕が今まで使ってきたハットの中でいちばんです。
連日サウナに通う人ほど、乾きの速さは効いてきます。
早く乾かしたくなっても、乾燥機は使えません。絞るのも避けてください。
洗うときはネットに入れると型崩れを防げます。
タオル地から替えて良くなること・不便になること
タオル地のハットから PRO に替えると、頭頂の熱さ・汗の貼りつき・乾きは良くなり、額の汗を吸わせられない点とかさばる点は不便になります。
POCKET と PRO を同じ部屋で比べたのは2日で、ほかは別々の日の結果です。
| 比べる点 | Vaceous Sauna Hat PRO(11,000円) | ABiL POCKET(今治タオル・6,600円) |
|---|---|---|
| 生地 | 水をはじく表地+中綿+内側メッシュ | 厚い今治タオル地 |
| ロウリュのときの頭頂 | 熱くなりにくい | ロウリュのあと熱くなる |
| 耳 | ・普通に被ると耳たぶが出る ・つばを折り返すと耳たぶの下まで覆える | 耳たぶまで覆えて平気 |
| 汗 | ・頭に貼りつかない ・額に垂れる(量はタオル地と大差なし) | 生地が吸う(頭に貼りつく) |
| 乾き | 洗って3時間ほどでほぼ元の重さ(風の当たる場所に干した日) | ・洗うと乾くまで約17時間半 ・一晩バッグに入れると少し湿ったまま |
| 持ち運び | 畳むと多少かさばる | かさばらない |
| 手入れ | ・洗濯機で丸洗いできる ・乾燥機は使えない ・絞らない | 洗濯機(使ううちに少し縮んできた) |
僕が最初に使っていた安いタオル地のハット(1,000〜3,000円ほど)は、2〜3ヶ月で生地が痩せました。
僕は PRO で頭頂の熱さが和らぐと感じた半面、額の汗はタオルで拭くようになりました。
買い替えを決める分かれ目は、通うサウナで熱の変化に困っているかどうかです。
ロウリュや送風の熱さに困っているなら、つばを折り返して被る前提で PRO を選ぶ価値はあります。
2026年9月30日時点で、SAUNA NOVA のハットを初めて買う人は、届いてから30日以内なら使ったあとでも返金を申し込めます(返金保証の条件あり)。
タオル地のハットの良さも知りたい人は、僕が普段使っている POCKET のレビューを読んでみてください。


弱点は額の汗・かさばり・11,000円
PRO は断熱で選ぶハットですが、11,000円で使い勝手まで全部よくなるわけではありません。
- 額の汗はほとんど吸わない(手やタオルで拭く)
- 普通に被ると耳たぶのあたりが出る(つばを折り返す)
- 畳むとタオル地の POCKET より厚い
- 乾燥機は使えず、絞るのも避ける
- 値段は税込11,000円
額の汗はほとんど吸わない。手やタオルで拭く
僕の場合、額に流れてくる汗は、1セットに2回ほど手やタオルで拭う程度でした。
顔に垂れる汗の量は、タオル地のハットと比べて大きく変わりませんでした。
汗はほとんど顔から出ていると感じたので、違うのは、垂れてきたときにハットで押さえて吸わせられるかどうかです。
PROの場合はハットのつばが広がっているので、つばで汗を拭うことはしません。
汗を拭く用のタオルを1枚、サウナ室へ持って入ってください。
タオル地のハットが汗を吸ってくれる点を気に入っているなら、手放す前に、汗をどう拭くかだけ決めておいてください。
畳むと厚い。ボタンの扱いに注意


中綿が入っているぶん、畳んだときの厚みはタオル地の POCKET より出ます。
荷物を薄くまとめたい人は、断熱と引き換えになる点を覚えておいてください。
ただし、畳んでボタンで留めると割とコンパクトにまとまります。サウナポンチョのポケットには、2つ折りで収まりました。
公式には、折りたたんだ状態で乱雑に扱うとボタンが外れる可能性がある、と書かれています。
バッグに放り込むときは、少しだけ気をつけてください。
厚みは外気浴で役立つ。枕にも目隠しにも
畳んだときの厚みは、外気浴では役に立ちました。妻は寝そべるイスで、PRO を4つ折りにして枕にしていました。


タオル地のハットでもできなくはないけれど、厚みが足りないと話していました。
濡れた髪のまま枕にして次のセットでまた被っても、濡れも熱さも気にならなかったそうです。
頭の下に置いておけば、休んでいるあいだに持っていかれる心配も減ります。
僕は以前ハットを盗まれて失くしたことがあるので、この使い方には納得でした。
僕も試すと、PRO は後頭部に置けば高さがちょうどよかったです。ブレインスリープのサ枕には少し劣るものの、クッション性もあります。
生地がサラッとしているぶん少し滑りやすいものの、後頭部を乗せていれば落ちませんでした。
POCKET を4つ折りにすると、柔らかさはよくても高さが少し物足りず、クッション性も PRO より弱めです。
凹凸があるぶん、滑りにくいのは POCKET でした。
寝そべって休むときは、PRO を被るとつばのすき間から目元に光が入るので、顔に乗せるとほとんど光をさえぎれました。



少しだけ息がしづらいときは、口元を少し浮かせると楽になります。
フェイスタオルは薄くて光を通しやすいので、日陰やポンチョのフードで目元を隠せる日は枕に、それ以外の日は顔に乗せるのがおすすめです。
洗濯機は使えても乾燥機は使えない
洗濯機で丸洗いはできますが、乾燥機は使えません。洗濯から乾燥まで機械任せにしている人は、干す場所を1つ空けておいてください。
11,000円は高い?妻の感想と僕の考え
価格は2026年9月23日時点で税込11,000円です。
気軽に試せる値段ではありません。
普段タオル地のハットを使っている妻の感想です。



値段は高い…。9,900円なら悩む、7,000円なら買いたいな~。
僕自身は、つばを折り返せば耳まで覆えると分かってから、11,000円を払ってもいいと感じる気持ちが強くなりました。
ただ、SAUNA NOVA の公式オンラインストアでハットを初めて買うなら、届いてから30日間の返金保証があります。
使ったあとでも受け付けているので、耳や被り心地が合うかは、実際のサウナで確かめられます。
セール品は対象外などの条件があるので、よくある疑問で、買う前に確かめてください。
PROが合う人と、急がなくていい人
PRO が合うのは、熱が動く部屋で頭の熱さに困っている人です。
- ロウリュや送風で頭が熱くて、先にサウナ室を出てしまう → PRO
- 週に何度も通い、洗ったあと早く乾くほうがいい → PRO
- 耳まで守りたく、つばを折り返すひと手間はかけられる → PRO
- 熱の変化が少ないサウナが中心で、いまのハットに困っていない → 急がなくていい
- 額の汗をハットに吸ってほしい・荷物を薄くしたい → タオル地
ロウリュで頭が熱くて困っているなら
オートロウリュや熱波のある施設に通っているなら、PRO を選ぶ理由があります。
熱が動いた瞬間の頭頂を守れた点が、使ってみていちばん大きく変わったところでした。
頭が熱くて先に出ていた人ほど、違いを感じやすいでしょう。洗っても半日かからず乾くので、週に何度も通う人にも向きます。
ただし、耳まで守るには、後頭部のつばを折り返すひと手間が要ります。
耳の熱さがいちばんつらく、つばを折り返す手間もかけたくないなら、耳まで覆うタオル地のハットも候補です。
タオル地のハットといっても深さや幅はまちまちなので、耳が熱い人は、ゆったりめより耳まわりにフィットするサイズ感を選ぶのがおすすめです。
いまのハットで困っていないなら
ロウリュも送風もない85℃前後のサウナが中心で、いまのハットで頭の熱さに困っていないなら、急いで買い替えなくていいんです。
額の汗をハットに吸ってほしい人や、荷物を薄くまとめたい人も、タオル地のほうが合います。もう一段いいタオル地を試したいなら、今治タオルのハットが候補です。
素材ごとのハットの選び方は、下の記事にまとめています。


サウナ好きへの贈り物を探しているなら
妻は PRO を被ったあと、贈られたらうれしいし、自分でも欲しいと話していました。
ただ、値段は高いとも感じていました。
サウナ好きのパートナーへの贈り物として、候補に入れてみてください。
選ぶ前に、相手について2つだけ確かめておくと失敗しにくいと思います。
- ロウリュや熱波のある施設に通っているか
- いまのハットで、頭が熱いと言っていないか
贈り物として受け取ったハットは、公式の返金保証の対象外です。


公式限定のギフトBOX(ハット+ポンチョ/ハット2個/ハット+タオル+バッグ)でも、ハットに PRO を選べます。中身と価格は公式ストアで確かめてください。
刺繍も入れられます(2026年10月7日時点で1個5,000円)。ただし、刺繍入りのハットは返金保証の対象外です。
公式の保証ページにはセットで買った場合の扱いが書かれていないので、返金保証を使いたいなら、買う前に問い合わせておくと安心です。
PROを買う前によく出る5つの疑問
PROの11,000円は高すぎない?
頭頂の熱さに困っていないなら、高いですよね。11,000円で買えるのは、肌ざわりではなく熱の通しにくさだからです。
僕が普段使う今治タオルの ABiL POCKET(6,600円)との差は4,400円、最初に使っていた安いタオル地のハット(1,000〜3,000円ほど)とは8,000円以上の差です。
タオル地の上位品は生地のよさに、PRO は表地と中綿とメッシュを重ねる作りにお金がかかっている、と僕は見ています。
ロウリュや送風のたびに頭が熱くて先に出ていたなら、差額は頭を守る作りの代金です。
2026年9月23日時点で、公式オンラインストアは11,000円以上の買い物で送料が無料です。PRO を1つ買うだけで、送料はかかりません。
合わなかったら返品できますか?
SAUNA NOVA の公式オンラインストアでサウナハットを初めて買うなら、商品が届いてから30日間の全額返金保証があります。PRO と Ver.3 が対象です。
実際のサウナで試して、価値を感じなかったときのための制度です。開封して使ったあとでも受け付けていて、返送の送料も SAUNA NOVA が持ちます。
未使用なら返品を受け付ける販売元は、ほかにもあります。
2026年9月23日時点で僕が調べた10の販売元のうち、サウナで使ったあとでも返金できる保証を明記していたのは SAUNA NOVA だけでした。
使うには、次の条件があります。
- 公式オンラインストアで買い、ユーザー登録をしている(Amazon や楽天で買ったものは対象外)
- SAUNA NOVA のサウナハットを買うのが初めて(ほかの SAUNA NOVA 商品を買ったことがあっても可)で、使えるのは1人1回(同じ住所でも1回)
- 届いてから30日以内に、専用のフォームで先に申し込む
- 返送用の資材が届いてから7日以内に送り返す
- セール品・刺繍入り・アウトレット・福袋・贈り物として受け取ったハット・eギフトは対象外
- ボタンが取れた・破れた・カビ・色落ち・落ちない汚れや臭いがあると対象外
- 届いたハットを検品して対象外と判断されると、着払いで送り返される
僕は提供を受けたハットを使っているので、保証は使っていません。条件は2026年9月30日時点の公式の案内で、予告なく変更・終了することがあります。
耳の具合や被り心地が不安なら、買う前に公式の保証ページで最新の条件を確かめておいてください。
Ver.3とPROはどちらがいい?
先に断っておくと、僕が使ったのは PRO だけです。Ver.3 は持っていないので、公式の数字で並べます。
2026年9月23日時点で、Ver.3 は7,920円・85gです。PRO は11,000円で、僕の実測は100gでした。
公式が挙げている差は、サイズが大きくなった点・中綿が2倍になった点・より深くなった点の3つで、価格の差は3,080円です。
Ver.3 は使っていないので、僕からはすすめられません。ロウリュで頭が熱くて困っているなら中綿が2倍の PRO、困っていないならどちらも急いで買わなくていいと思います。
頭囲62cmでも入りますか?
公式のサイズは頭囲約62cmです。62cm ちょうどの人で試してはいませんので、上限に近い人は公式の数字を目安にしてください。
僕の頭囲は56.5cm、妻は57cmで、どちらも締めつけは感じませんでした。2人とも、普通に被ると耳たぶのあたりは出ました。
洗濯機で型崩れしませんか?
公式は洗濯機で丸洗いできると案内しています。
型崩れが気になるなら、洗濯ネットに入れてください。
気をつけるのは、洗ったあとです。絞るのと乾燥機は避けてください。
洗ったあとに被ってみても、形が変わった感じはありませんでした。公式も、ネットに入れればほかの衣類と一緒に洗ってかまわないと案内しています。
3回洗った時点で、形・色・におい・縫い目に変わりはありませんでした。
ロウリュの熱さを買い替えの基準に
Vaceous Sauna Hat PRO を選ぶ基準は、いまのハットでロウリュの熱さに困っているかどうかです。
値段の高さよりも、頭頂の熱さをどうにかしたいかで考えてみてください。
僕が使った範囲では、普通に被っていればオートロウリュもセルフロウリュも送風も、頭頂は熱くなりませんでした。11,000円で買っているのは、この熱の通しにくさです。
耳は後頭部のつばを折り返せば覆え、額の汗はタオルで拭けば困りませんでした。
熱の変化が少ない85℃前後のサウナが中心で、いまのハットに困っていないなら、急いで買い替えなくて大丈夫です。使い慣れたハットを使い続ける選び方も、僕はありだと思っています。
僕は、送風が来ても以前より我慢せずに熱波を受けきれるようになりました。
2026年9月30日時点で、SAUNA NOVA のハットを初めて買うなら、届いてから30日以内は使ったあとでも返金を申し込めます(返金保証の条件あり)。
- いまのハットで、ロウリュや送風のとき頭が熱くて先に出ていないか
- つばを折り返す被り方を試してみる気があるか
- 額の汗を拭くタオルを1枚、サウナ室へ持って入れるか
- 公式ストアで、SAUNA NOVA のハットを初めて買うか(返金保証の条件)
頭が熱くて先に出ていた日を思い出したなら、被り方まで分かったいま、一度試してみてください。
あなたのサ活が100倍楽しくなるお手伝いが出来たなら幸いです。

