「サウナマットって、そもそも買う必要があるの?」
「買うにしても、100均でいいのか専門品がいいのか違いが分からない」
「備え付けマットの衛生面が気になる。でも、自分だけ広げて浮かないかな」
サウナマットを買うかどうかの迷い、よく分かります。
僕自身も実際初めてサウナマットを購入するまで、「まぁ、なくてもいいかな…」とサウナマットを手に取ることはありませんでした。
さにきサウナ・スパ健康アドバイザーの「さにき」です。年100回以上通って4年になりますが、基本は備え付け派で、マットを持っていくのは初めての施設のときだけです。
手持ちは600円ほどの薄いマットが1枚だけで、買ってから1年使っています。軽くて持ち運びは楽なので、600円の1枚で満足していました。
ところが様々な施設の貸出マット5種と座り比べてみたら、自分の1枚の満足度は6種のうち5位でした。
6種の座り比べで分かったのは、サウナマットを選べない理由は種類の多さだけではないということでした。
EVA、SBR、NBRと素材の表記を見比べても、そもそもどんな素材で、自分に要るのかどうかも普通はわからないと思います。
先に結論から書きます。僕にとってマイサウナマットは、必需品ではありません。あると安心する、その程度の道具だと思っています。
ただ、備え付けの衛生面が気になって集中できない人にとっては、必需品になりえます。
それに加えて、マイサウナマットがあれば、施設ごとに変わる座り心地が、お尻の下だけは動かなくなります。
だからこの記事は、無理にマイサウナマットをおすすめして、買ってもらうように書いていません。
買わないという判断も同じくらい正しい答えですし、使っていない製品を「使った」とも書きません。
まずは、自分がどんな施設に通っていて、どう座ることが多いかを思い浮かべながら読み進めてください。
▼ 30秒で答えを出したい方はこちら
あなたに合うサウナマット診断
結論:持参が要る人・備え付けで足りる人


サウナマットは全員が持参すべきものではなく、備え付けが清潔な施設に通っているなら要りません。
衛生面が気になる人と、初めての施設に行く時には持っていく価値があります。分かれ目はこの2つだけです。
僕自身はどちらかといえば備え付け派ですが、「持っていって良かった」と感じる場面はあるので、判断の軸を先に整理しておきます。
備え付けで足りる人の3条件
次のチェックに当てはまる人は、無理に持参しなくて大丈夫です。
- 備え付けマットがある施設をメインで使う
- スパバッグの中身を減らして、手荷物を軽くしたい
- 備え付けの衛生面は、そこまで神経質に気にならない



僕も基本は持参しない派です。手荷物が減らせるメリットは、行きつけの施設に通うときには本当に大きいので。
マイマットを持つべき人の4条件
一方で、次のどれかに当てはまる人は、マイマットを1枚スパバッグに入れておく価値があります。
- 備え付けの衛生面が気になって、サウナに集中できない
- 初めて行く施設で、備え付けがあるか分からないときに保険がほしい
- 座席にタオルケットが敷かれていない施設にも行く
- 過去にカビた備え付けマットに当たって、嫌な思いをしたことがある
ここから先は、持っていく判断のしかたから、素材と選び方、実際に座り比べた感想までを順に見ていきます。
30秒診断:あなたに合うマットのタイプ
自分がどちら側か迷う方は、先にこの診断を試してください。
通う施設、座り方、気になること、予算の4問で、この記事の中で読むべき場所までご案内します。
🧖 30秒でわかる!あなたに合うサウナマット診断
※ 僕(さにき)の座り比べと調べた20点をもとにした目安です。4タップで完了
4つの質問に答えると、あなたが読むべき章と候補のタイプをご案内します(この診断はJavaScriptが有効な環境で動きます)。このまま次の章へ読み進めても、同じ内容にたどり着けます。
初めての施設は調べずにマットを持っていく
僕は備え付けの有無を、事前に調べていません。初めて行く施設なら、あるかどうかに関係なく1枚持っていきます。
調べる時間より確実さを取っているからで、受付で聞いたこともありません。
公式サイトで備品の案内を探すと数分かかりますが、スパバッグに1枚入れるのは数秒で終わります。



行き慣れた施設では備え付けを使っています。マットを入れるのは、初めて行く施設のときと備え付けがない施設だけです。
マイマットを持ち込んでも浮かない理由
持ち込みをためらう理由で多いのが周りの目ですが、僕は持ち込んで浮いたと感じたことがありません。周囲の反応を感じたこともないです。
むしろ施設によっては、マイサウナマットを持っている人を見かけることのほうが、多いくらいです。
備え付けがあるか分からない施設に持っていって、使いにくさを感じたこともありません。使わなければ、そのまま持ち帰るだけです。
個人のマットの持参を歓迎している施設もあり、衛生面が上がるという理由で公式サイトに明記していました。
席を離れるときはマットを持って出る
持ち込みで気をつけることは1つだけで、席を離れるときにマットを残さないことです。
「置きっぱなしのサウナマットは回収する」と公式Xで案内している施設があります。場所取りと見分けがつかないからです。
座るときに敷いて、出るときに持って帰る。備え付けを使う人と動きは変わりませんし、後の人が快適に過ごせるように配慮するのがマナーです。
私物マットの持ち込みを禁止すると書いた施設は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。
ただし、禁止している施設が存在しないとまでは言えないので、気になる施設があれば受付で確認してください。
備え付けマットの有無を調べる3つの方法
それでも荷物を増やしたくない日はあるので、調べる手段を3つ確認しました。
- 施設の公式サイト。よくある質問や持ち物のページに、備品の案内が載っていることがあります
- サウナ施設の検索サイト。サウナイキタイの詳細検索には、マット使い放題・1枚無料・有料レンタル・ビート板の項目があります
- 受付。電話でも当日でも聞けます。僕は使っていませんが、荷物を減らしたい人には効きます
ただ、備え付けありと分かっても、素材や返却の決まりまでは調べきれないことがあります。そこまで気にするなら、やはり1枚入れたほうが早いです。
マイマットで変わる4つの場面


マイマットのいちばんの価値は、施設が変わっても、お尻の下だけは同じでいられることです。
効いてくるのは座り心地、衛生、熱さ、外気浴の4場面になります。
施設が変わっても座り心地が同じになる
サウナマットと言っても施設で備え付けられている素材は違っていて、タオル地のときも、水色のマット(みずわ工業 座・湯~マット)のときも、畳のときもあります。
何も敷かれていない日もあるので、座り心地は行くたびに変わります。
自分の1枚があれば、お尻の下だけはどこへ行っても同じになります。
気に入った1枚に出会えれば施設によるブレが消えて、サウナに入り込みやすくなりそうだと感じています。
このあと、備え付け5種と手持ちの1枚を座り比べた記録を並べます。
他人の汗とカビを気にせずに座れる
備え付けが清潔かどうかを、座るたびに自分で判断しなくて済みます。
僕が持っていて良かったと感じたのは、備え付けのマットがカビていた時でした。



カビを見つけた瞬間はさすがに座る気になれなくて、マイマットを持っていて助かりました。
気にする対象が1つ減れば、そのぶん呼吸に意識を戻してサウナに集中することができるわけです。
それに、貸出のマットへそのまま座れば汗が移ることはあります。
流して戻すのがマナーとして根づいているので汚れたまま次へ回るとは思っていませんが、マイマットは自分のためだけの1枚ではないとも思います。
Xでも、共用の敷物に何人も座ることへの不安は見かけます。
何も敷かれていない熱い座面でも座れる
座面に何も敷かれておらず、自分のマットも持っていない日がありました。
少しずつ慣らせば座れなくはありませんが、熱さに意識を持っていかれている間は落ち着けないままです。
Xにも「足裏は熱かったが、マットがあるからお尻は大丈夫だった」という投稿があります。
外気浴のととのい椅子や床でも使える
使い道はサウナ室の中だけではありません。
前の人の水滴が残ったととのい椅子でも、床に座る休憩スペースでも、1枚あれば座る場所を選ばずに済みます。
僕自身は荷物が増えるのが面倒であまり持ち出していませんが、椅子によっては尾てい骨が当たって痛い姿勢があります。
外気浴のディープリラックスにこだわる人なら、荷物が増えても持ち歩く価値はあると思います。
- 施設が変わっても座り心地がそろう
- 備え付けの清潔さを毎回判断しなくてよくなる
- 熱い座面と肌のあいだに1枚はさめる
- ととのい椅子や床でも座る場所を選ばずに済む
マット以外の持ち物も気になったら、こちらにまとめています。年100回通って、僕のカバンに残った5つです。


100均・ニトリのサウナマットは使える?





近所の店で見かけたら買ってサウナ室に持ち込み、手に入り次第この章に追記します。
今回書けるのは、公式の表記と第三者のレビューを調べて比較した内容までです。
調べた範囲での結論は、試す価値はある。ただし薄さと汗の吸わなさは覚悟がいる、です。
ダイソー220円は収納袋つきで薄め
ダイソーのサウナマットは220円(税込)で、たたんで収納袋に入れられます。耐熱は100℃までと表記されています。


素材は公式ページの中でも表記が割れていて、仕様欄はポリプロピレン、説明文にはポリエチレンとありました。
厚みも出典ごとに数字が食い違うので、実物を測るまで書きません。
レビュー記事の評価は「柔らかくて軽いが、長く座ると尻が痛むかもしれない」。薄めという点は複数のレビューで共通していました。
キャンドゥ330円は厚み8mmで一段厚い
キャンドゥのサウナクッションバック付はポリエチレン製・厚み8mm・28.5×38.5cmで、メッシュの収納袋つきです。
価格は330円(税込)で、100均といっても3コイン分なので、買う前に店頭で確認してください。
使った人の感想は「薄めだけれど気軽に持ち運べる」で、ダイソーより一段厚い8mmを選べるのがこの1枚の役どころです。
ニトリ1,990円は綿100%で洗濯機で洗える
ニトリの「ぼく、シマエナガ。サウナマット」は綿100%で、洗濯機で洗えると表記されています。かわいい刺繍がはいっているのもポイントです。


価格は2026年9月6日時点のニトリYahoo!店で1,990円でした。
販売店や時期で価格は動くので、買う前に販売ページで確認してください。100均の樹脂のマットとは素材が違い、汗を吸わせたいならニトリの綿100%側になります。
| 製品 | 価格 | 素材表記 | サイズ・厚み | 洗濯の表記 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダイソー サウナマット | 220円(税込) | 公式内で表記が割れる(PP/PE) | 厚みは出典差あり(実測待ち) | 記載なし/耐熱100℃ | 2026-09-08 |
| キャンドゥ サウナクッションバック付 | 330円(税込) | ポリエチレン製 | 28.5×38.5cm・8mm | 記載なし | 2026-09-08 |
| ニトリ ぼく、シマエナガ。 | 1,990円(Yahoo!店) | 綿100% | 未取得 | 洗濯機可 | 2026-09-08 |
100均のサウナ用品は入れ替わりが早い商品です。ここに書いた価格・仕様は、すべて2026年9月6日時点の表記になります。
100均のマットで足りる人・足りない人
気をつけたいのは吸水で、撥水するタイプは汗を吸わず、周りに飛ぶという指摘がマットを作る側から出ています。
もうひとつは厚みで、千円ほどの薄い品で「痛いし、濡れると滑る」と後悔した声もありました。
裏返すと、座面との間に1枚あればいい人には220円で足ります。長く座る人や汗の多い人は、吸う素材を選ぶほうが向きます。
代用として紹介する記事はありますが、専用品として書ける根拠がないので名前を挙げるにとどめます。
100均マットを買ったら確かめる6項目
ここから先は座らないと書けないので、次の6つを確かめてこの章に追記します。
- 座面の熱さがどれだけ和らぐか
- 濡れたときに滑るかどうか
- 汗を吸うか、はじいて流れるか
- たたんだ大きさとスパバッグへの収まり
- 洗ってから乾くまでの時間
- 何回で折り目が傷むか



220円から試せます。良ければそのまま予備として持ち歩くつもりです。
選び方4軸と素材5グループの早見表


選ぶ順番は、厚み → 乾き → 持ち帰り → 施設で浮かないかの4つです。素材の表記は、この4つを決めたあとで確認すれば足ります。
素材から入るとEVA・SBR・NBRと見慣れない表記が並んでどれも同じに見えてくるので、使う場面から逆算したほうが早いです。
どれを上に置くかは人それぞれです。僕は持ち歩く前提なので、クッション性、持ち運びやすさ、汗の吸い、熱さの順で重みをつけています。
どれがおすすめかは、あなたが何を優先するかで変わります。
熱さが最後なのは、サウナ室に入った直後はサウナマットも冷えたままで、座ってしまえば接地面はそれほど熱くならないからです。
不安なら、熱さを一番上に持ってきてください。
熱さで選ぶなら見るところはひとつで、発泡した樹脂は中に空気を含むので熱くなりにくいということです。
僕が座った中でも熱くなりにくかったのは発泡系の3枚で、畳と木は終盤に少し熱くなります。素材が空気をあまり含まないからだと考えています。
とはいえ、どれも熱くて不快というほどではありません。下の早見表では、この発泡樹脂系が一番上の行にあたります。
厚み4〜10mmの差は座った瞬間に出る
販売ページの表記を20点集めると、厚みは4mmから10mmの範囲に収まっていました。
千円ほどの安いマットを買ったものの、薄くて尻が痛く、濡れると滑ったという声も実際に上がっています。
ただ、僕はサウナ室に長く過ごすタイプではないので、薄いマットでも尻が痛くなることはあまりないんです。
厚みの差を感じるのは腰を下ろした瞬間で、備え付けの分厚い黒マット(座・湯~マットWa)は表面の感じが薄いマットと似ていても、沈み込みがはっきり違いました。
厚いほど良いとも限らず、10mmのPVCタイプは約185g、9.5mmのXPEタイプは約25gと重さに開きがあります。
乾き・カビ・開封時のにおいの確認点
洗濯機に入れられるかどうかは素材ではなく販売ページの表記で決まり、同じゴム系でも製品ごとに違います。
ゴム系と布系には「ネットに入れて洗濯機可」の表記が目立ち、発泡樹脂系は「水で流すだけ」「洗浄後、日陰干し」が中心でした。
発泡樹脂系は洗濯機を想定していない書き方が多いので、買う前に表記を見ておくと安心です。
見落としやすいのが開封時のにおいで、SAMATTO の販売ページにも、開封時に特有のにおいがする場合があると書かれています。
濡れたマットを持ち帰る袋の使い方
マットは使い終わった時点で必ず濡れているので、帰りの荷物の組み方を決めておかないと他の荷物まで湿ります。
収納袋やポーチが付くかどうかでこの手間はかなり変わり、100均のマットにも収納袋やメッシュ袋が付いていて、専用ポーチつきの製品もあります。
僕の1枚には付属のポーチがあるので、軽くタオルで拭いてポーチに入れ、さらに防水バッグに入れて持ち帰ります。荷物を濡らさずに済みます。
持ち込みの可否は施設のルールで先に確認
マイマットを広げるときの視線が気になるという声はありますが、持ち込みの可否は施設ごとに違うので、先にルールを確認しておきましょう。
僕自身、備え付けがあるか分からない施設にも持っていきますが、使いにくさを感じたことはありません。
素材表記5グループの早見表(20点を集計)
販売ページの表記を5グループに分けました。調べた20点のうち19点と、畳調の1点です。表記のない項目は「—」にしています。
| 主な表記 | 製品数 | 厚みの目安 | 洗濯可否の傾向(表記) | 価格帯 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 発泡樹脂系(EVA/EVA樹脂/発泡EVA/XPE/ポリエチレン) | 9点 | 5〜10mm | 水で流す・洗浄後に日陰干しが中心 | 220〜2,530円 | 軽さと携帯性を優先する人 |
| ゴム系(SBR/NBR/ネオプレーン) | 5点 | 5mm | ネットに入れて洗濯機可の表記が多い | 1,980〜2,750円 | 洗濯機で丸洗いしたい人 |
| 布系(綿100%/綿93%/リネン60%綿40%) | 4点 | —(5mm表記が1点) | 洗濯機可。漂白剤・柔軟剤不可の注記あり | 880〜2,980円 | 汗を吸わせたい人 |
| PVC(非フタル酸) | 1点 | 10mm | —(防水でお手入れ簡単の表記) | 1,200円 | クッション性を優先する人 |
| ポリプロピレン(畳調) | 1点 | — | 手洗い可 | 16,500円 | 畳の座り心地が好きな人 |
見た目と素材の対応がつかみやすいように、5グループの代表製品を並べます。PVCは公式画像を確認できなかったので載せていません。











僕の手持ちは600円ほどの1枚で、たぶんEVAです。表記を見ずに買ったので、みなさんは裏面を確認してから選んでくださいね。
- 畳んだ大きさがスパバッグに収まるか
- 洗濯機に入れられる表記か、水洗いだけか
- 収納袋やポーチが付いているか
- 持ち込んでいい施設かを先に確認したか
素材で選ぶ考え方はサウナハットでも同じで、5つの素材の違いをサウナハットの選び方の記事で比べています。


貸出5種+手持ち1枚に座り比べた感想


座ったのは施設の貸出マット5種類と手持ちのEVA1枚、あわせて6通りです。
貸出はタオル地、水色と白、畳、木製、分厚い黒の5つで、どれもサウナ室の外から持ち込みます。
選んで買い比べたわけではなく行った施設でたまたま出会っただけですが、それでも差ははっきり出ました。
水色と白のマットはみずわ工業の座・湯~マット、分厚い黒は同じみずわ工業の座・湯~マットWaでした。どちらも施設向けに20枚単位で販売されている製品です。




座り心地の順に並べると、座・湯~マットWa(黒)、タオル地、座・湯~マット(水色)、畳、手持ちのEVA、木のマットになります。
黒の座・湯~マットWaが座り心地1位
黒の座・湯~マットWaは、腰を下ろした瞬間の感触で頭ひとつ抜けていました。
表面の感じは水色の座・湯~マットと同じ種類ですが、座った感触は密度と重みが違い、沈み込みがはっきり別物でした。
公式の表記では、Waも水色の標準品も発泡EVAで厚み10mmです。Waは465×315mmの和風畳柄で、標準品の400×320mmより幅があります。
厚みが同じでも沈み込みが違って感じた理由は、僕には特定できていません。座った感触の差として読んでください。
乾いたタオル地が総合で1位
タオル地のマットを貸してくれる施設もあり、6種のうち総合でいちばん良かったのがタオル地でした。
汗はよく吸い、上で滑ることもなく、座り心地そのものも申し分ありません。
ただし条件がつきます。毎回、乾いたものに座れるから良いのであって、使い続けて濡れてくると感触は落ちます。
水色の座・湯~マットは標準的で汗を吸わない
水色と白のツートンの座・湯~マットはいちばんよく見かけるタイプなので、僕にとっては標準の座り心地になっています。
公式の表記は発泡EVA・厚み10mm・400×320mmで、表裏とも水や汚れがしみ込みにくい構造です。汗を吸わないのは、しみ込みにくい構造のとおりです。
汗はまったく吸いませんが、尻が痛くなることはありませんでした。カビは、よく使われている施設でたまに見かける程度です。
畳マットは終盤に少し熱く6種で最も滑る
畳のマットはつるっとしたなじみのある感触が真っ先にきますが、薄いのでクッション性はほとんどなく、汗もあまり吸いません。
ですが畳の感触から禅をしているような気分になれて、サウナでの体感に集中できる感覚があります。
手持ちのEVAは軽いが座り心地は6種中5位
買って1年ほど何度か使っていて、軽いので持ち運びは楽です。
ただ座ると少しふわっとした軽い感触でクッション性はそこまで高くなく、普段よく使う貸出の座・湯~マットWaのあとだと差が出ます。
大きさは28×38cmで、縦長に敷けば幅28cmでも尻ははみ出しませんでしたが、胡坐をかくと踝が床に当たります。



自分の持ち物を下から2番目に置くのは気が引けますが、座った感触はそのまま書きます。
木製マットは汗の感触が残って6種で最下位
木製の貸出マットにタオルを挟まず直接座った話で、6種でいちばん体感が悪かったのが木製でした。
クッション性はほぼなく、気になるのはクッション性よりも汗のほうでした。
「木の座面と変わりがない」と言ってしまうとそうなのですが、木のぬくもりや肌触りが感じられて落ち着きます。
自分の汗がマットに残り、次の人が同じマットの上に座ります。使ったら流して戻す、使用後の棚や籠に戻す。
どちらもマナーとして根づいているので、汗がべったり残っているとは思っていません。
ただ、濡れているのが汗なのか水なのかは、見ただけでは分かりません。気になる日は、使う前に水を流して軽く洗ってから座っています。
熱さと滑りの差は素材が空気を含むかで決まる
熱さは6種とも似ていて、サウナ室の外から持ち込むので座った瞬間に熱いものはひとつもありませんでした。
差が出るのは終盤で、黒と水色とEVAは同じくらい熱くなりにくく、畳と木は少しだけ熱を持ってきます。
発泡した樹脂は空気を含みますが、畳や木は密であまり空気を含まないので、その差だと僕は思っています。
- 座った瞬間はどれも熱くない。室外から持ち込むから
- 差が出るのは終盤。黒・水色・EVAは熱くなりにくい
- 熱さが気になるなら発泡樹脂系を選ぶ
ただし、熱くて不快になったことは一度もありません。熱さが気になるなら発泡樹脂系を選ぶと違いが出る、というくらいの差です。
ここでいう滑りは、座っている間にお尻がマットの上で滑るかどうかのことです。
滑らない順に並べると
- タオル地
- EVA
- 黒と水色が同じくらい
- 木
- 畳
の順になります。
いちばん滑る畳でも態勢が崩れることはないので、順位はついても、どれも許容できる範囲です。
4つの軸で並べます。
| 種類 | 熱さ | クッション性 | 汗の吸い | 滑り |
|---|---|---|---|---|
| 座・湯~マットWa(黒) | 熱くなりにくい | 高め・少し固め | 吸わない | 滑りにくい |
| タオル地 | 感じにくい | すごく良い | よく吸う | 最も滑らない |
| 座・湯~マット(水色) | 熱くなりにくい | 標準 | 全く吸わない | 滑りにくい |
| 畳のマット | 終盤は少し熱い | ほとんどない | あまり吸わない | 最も滑る |
| 手持ちのEVA | 熱くなりにくい | そこまで高くない | 多少吸う | 滑りにくい |
| 木のマット | 終盤は少し熱い | ほぼない | ほぼ吸わない | 畳の次に滑る |
6種を並べてはっきりしたのは、座り心地だけなら貸出の座・湯~マットWaがいちばんだったということです。
僕のマットは貸出の4種に負けています。持ち歩けるのは自分の1枚だけなのに座り心地では届いていないので、僕はいまも持って行きたくなる1枚を探しています。
腰かけか胡坐かで変わるマットの選び方


腰かけは幅27cm、胡坐は幅35cm以上が目安
必要なサイズは座り方で変わるので、腰かけて座るのか胡坐をかくのか、まず座り方を決めてください。
僕の手持ちは28×38cmで、縦長に敷いて座っても、短いほうの28cmで尻がはみ出すことはなく幅は足りています。
足りなかったのは胡坐のときで、膝を開いて座ると踝が床に当たります。足がマットに乗り切らないんです。
サウナ室のベンチは奥行きがあるので、胡坐や体育座りで過ごす人は珍しくありません。
| 座り方 | 必要な幅(縦敷きの短い辺) | 必要な長さ |
|---|---|---|
| 腰かけて座る | 27〜30cmで足りる | 38〜40cm |
| 胡坐をかく | 35cm以上 | 45cm前後が最適 |
45cmは最適という意味で必須ではなく、40cm程度でも尻の位置を前後にずらせば少し窮屈ながら収まります。
ただしこの数字は僕の体格で出したものなので、身長や座り幅が違えば必要なサイズも前後します。目安として参考にしてください。
逆にいえば、腰かけて座るなら市販のマットはほぼどれでも足ります。
胡坐で足まで乗る幅35cm以上は19点中1点
では胡坐で足まで乗るマットはどれくらいあるのか。
調べた20点のうち、サイズが分かった19点を並べました。
結果は、幅が35cmに届いたのは1点だけでした。残り18点はどれも35cmに届かず、多くは27〜32cmのあいだです。
| 製品 | サイズ | 注記 |
|---|---|---|
| コンテックス SOLO SAUNA MAT | 43×45cm | 幅も長さも条件を満たす |
胡坐で座る人には市販品の選択肢がほとんどありませんが、選択肢の少なさは僕の好みの問題ではなく売り場のほうの事情です。
ダイソーやキャンドゥの製品も短い辺は27〜28cm台で、値段の問題ではなく市販品の寸法がそろってこの範囲です。
クッション性・軽さ・洗濯で候補を分ける
サイズの次は何を重視するかで、優先するものが変われば見るべきマットも変わります。
| 重視すること | 製品 | 素材・サイズ・価格 | 根拠の強さ |
|---|---|---|---|
| クッション性 | H Tokyo NEO SA"VER | EVA 7mm/37.2×27.2cm/2,530円 | 雑誌MONOQLOの実測で1位。4製品の中で根拠が一番強い |
| 軽さと持ち運び | シービージャパン tomte | EVA 7mm/31.5×23.8cm/約77g/参考1,320円〜 | 同じ雑誌の実測で2位 |
| 胡坐で足まで乗せる | コンテックス SOLO SAUNA MAT | 綿100%/43×45cm/1,210円 | 公式の表記と、公式ストアの少数の口コミ |
| 洗濯機で丸洗い | SAUNOI SAMATTO | SBR 5mm/30×42cm/2,750円 | 家庭用洗濯機のネット洗い可という公式表記。速乾の声あり |
- 雑誌が実際に測って比べたもの(H Tokyo・tomte)
- 利用者の声が複数あるもの(SAMATTO)
- 公式の表記と少数の口コミだけのもの(コンテックス)
同じ「良い」でも確かさが違うので、雑誌が測った1位と公式表記だけの説明を同じ重みで読まないでください。
迷ったら根拠が強いほうから見るのがてっとり早いです。
ただし実測1位のH Tokyoも幅は27.2cmなので、胡坐なら候補から外れます。
重視したいことが2つ以上ある人はどちらを捨てるかを先に決めることになりますが、全部を満たす1枚は、いまの市販品にはありません。
価格は1,210円から2,750円までなので、重視することで選んでも予算の差は1,500円ほどにしかなりません。
ここから先は販売ページです。4枚とも僕は使っていません。公式の表記と第三者の評価をもとに、重視すること別に並べました。
口コミは販売ページのレビューを僕が読んで要約したもので、★の数と件数は2026年9月13日時点です。
クッション性で選ぶならH Tokyo NEO SA"VER
雑誌MONOQLOが6製品を座り比べたテストで、座り心地の点数がいちばん高かったマットです。
硬めの素材で、薄いのに座っても底づきしないと評価されています。幅は27.2cmなので、胡坐で座る人には足りません。
- 評価
-
Amazon ★4.5(105件)。MONOQLOのテストではA評価(座り心地5.00点・使い勝手4.00点)です。
- 良い口コミ
-
共用マットに座らずに済む、畳めば荷物を圧迫しない、という声があります。高温サウナの熱いドアを畳んだマットで押す、外気浴で枕にする、という使い方も書かれていました。
- 気になる口コミ
-
Amazonの上位8件には、目立った不満はありませんでした。MONOQLOのテストでは、長く座ると座面の熱は伝わってくると書かれています。
\ 雑誌のテストで座り心地1位 /
軽さで選ぶならシービージャパン tomte
約77gで、畳むと約8×5.5×12cmになります。MONOQLOのテストでは2位で、素材は1位のH Tokyoに近いと評価されています。
短い辺は23.8cmで、腰かけの目安の27cmより小さめです。
- 評価
-
Amazon ★4.0(99件)。MONOQLOのテストではB評価(座り心地4.00点・使い勝手3.00点)です。
- 良い口コミ
-
厚みがあってお尻が痛くならない、ロウリュのサウナで10分座っても熱くならない、という声があります。洗って乾かしやすいという声もあります。
- 気になる口コミ
-
小さめだという声が複数あり、MONOQLOのテストでもサイズの小ささが気になる点に挙がっています。
\ 約77gで荷物を増やさない /
胡坐で座るならコンテックス SOLO SAUNA MAT
43×45cmで、調べた19点のうち胡坐の目安の幅35cmに届いたのはコンテックスだけでした。
今治のタオルメーカーが作る綿100%のワッフル地で、洗濯機で洗えます。公式も薄手と書いている生地なので、クッション性を重視する人はH Tokyoやtomteと比べてから選んでください。
- 評価
-
公式ストアに★5のレビューが11件(2022〜2023年)あります。ほかの3製品より件数は少なめです。
- 良い口コミ
-
施設のサウナマットの上に重ねて使う人が複数います。乾きやすい、汗を吸うので後始末が楽、とも書かれています。
- 気になる口コミ
-
クッション性に触れた口コミは見つかりませんでした。Yahoo!ショッピングでは、生地を「少し薄め」と評価した人がいます。
\ 胡坐で足まで乗る43×45cm /
洗濯機で洗うならSAUNOI SAMATTO
表地がナイロン、中のクッションがSBRで、洗濯ネットに入れれば家庭用の洗濯機で洗えます。畳むと15×15×4cmになります。
- 評価
-
Amazon ★4.2(417件)で、4製品の中でいちばん口コミが集まっています。
- 良い口コミ
-
備え付けのマットより柔らかくて熱くない、という声があります。乾きが早い、畳んでスナップボタンで留められる、と使いやすさを挙げる人もいます。
- 気になる口コミ
-
洗濯ネットが必要で柔軟剤も使えないのが少し面倒、という声があります。開封したてのころは素材のにおいがすることがあると、販売ページにも書かれています。
\ ネットに入れて洗濯機で洗える /
僕が次に試すならSAMATTO(参考)
最後に僕自身の基準ですが、参考としてだけ読んでください。
僕はクッション性を一番に置いています。備え付けの座・湯~マットWaに座った瞬間の沈み込みが、手持ちのEVAとはっきり違ったからです。
ただしクッション性を一番に置くのは僕の好みで、長く座らない僕には尻の痛みの実感がありません。あなたの基準と違って当然です。



サイズだけで選ぶとコンテックスなんですが、気持ちはサイズも大きめのSAMATTOに向いています。
順位を渡すつもりはありません。あなたが外せない条件がどれかで、選ぶ1枚は変わります。
サウナマットの疑問6つに答える
ここからは、買う前・使う前に迷いやすい6つに答えていきます。
- マットに裏表や向きはある?
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製品によります。表と裏で素材を変えているなら、指定された面を上にして座ります。
GOOD GOOD SAUNA は「ナイロン外側・SBR・ポリエステル縁」、SAMATTO は「ナイロン表面・SBRスポンジ」と面ごとに表記しています。
発泡樹脂を1枚で成形した安価なタイプは指定がないものが多くどちらでも問題ありませんが、肌が触れる面を毎回そろえるほうが汚れの管理は楽です。
- タオルやバスマットで代用できる?
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施設が認めていれば代用できます。判断するのは素材ではなく、その施設のルールです。
「受付で聞いたら、バスタオルではなくサウナマットでもオッケーだった」という声がある一方で、「小さいカーペットでもいいのか」と迷う声もあります。
タオルで代用するなら汗を持ち帰る前提で1枚を専用にすると管理が楽ですが、専用マットに比べると熱をさえぎる力は落ちます。
- 洗い方とにおい対策は?
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販売ページの表記どおりに洗うのが確実で、同じ素材でも指定は製品ごとに違います。
SAMATTO は洗濯機のネット使用可で漂白剤と柔軟剤は不可、今治サウナの布製は洗濯ネットと陰干しを指定しています。
同じ Totonoi Japan のマットでも、NBR素材のモデルは洗濯機が使えて、2025年に出たTPE素材のモデルは洗濯機を使わない指定です。
買った直後のにおいは製品側も想定していて、SAMATTO は開封時に特有のにおいがする場合があり、使ううちに軽くなると案内しています。気になるなら陰干ししてから持ち出します。
僕は施設で軽く水洗いして帰ってから自宅の脱衣所で干すだけで、洗剤は使っていません。
水洗いと陰干しだけで1年ほど経ちますが、カビもにおいも気になったことはなく、手入れが理由で持ち出さなくなるということにはなっていません。
- サイズはどれくらいが正解?
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お尻が収まればいいので、腰かけて座るなら市販品の標準サイズで失敗しません。胡坐をかくなら、幅35cm以上・長さ45cm前後が目安です。
キャンドゥのサウナクッションバック付が28.5×38.5cm、GOOD GOOD SAUNA が40.5×30.5cmで、多くはこの幅に収まります。
足まで乗せたい、寝そべれる席で使いたいなら35×56cmの畳調マットのような大判もありますが、大きいほどかさばるので荷物を増やしたくないなら標準サイズです。
- 忘れたときはどうする?
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僕は手持ちのタオルを敷いてしのいでいます。フェイスタオル1枚で、座面の熱さはひととおり和らぎます。
貸出があるかどうかは受付で聞けば分かり、備え付け・貸出・タオルでの代用のどれかはたいてい用意されています。
ただ、貸出マットが全部使用済みで手に取れなかったという体験談もあるので、混む時間帯ならフェイスタオルを1枚多めに持つほうが確実です。
- 持ち込みは浮かない?マナーは?
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マイマットを使う人は珍しくないので持ち込みで浮くことはなく、気をつけるのは置き方のほうです。
「サウナマットを置いて場所とるのもやめてほしい」「あちらこちらに放置されてて」という声が出ています。
席を離れるときに敷いたままにするのが、いちばん嫌がられます。
出るときは持って出る。それだけ守れば十分です。
持ち込みを禁止する施設もありえるので、確認のしかたは前半の章にまとめています。



ここに書いた答えで足りない部分は、行く施設の受付で直接聞くのが一番早いです。
まとめ:必需品ではないが1枚あると安心


僕にとってサウナマットは必需品ではなく、あると安心する、その程度の道具だと思っています。ただ、備え付けの衛生面が気になって集中できない人にとっては、必需品になりえます。
この記事はマットを売るために書いたものではないので、買わないという判断も同じくらい正しい答えだと思っています。
持っていくのは初めての施設だけでいい
僕が1枚をスパバッグに入れるのは初めて行く施設に向かう日だけで、備え付けの有無を事前に調べるより持っていくほうが早いからです。
座面に何も敷かれていない席では敷くものがないと熱くて座れないことがあるので、敷物のない席こそ持っていく判断が効く場面です。
自分の1枚があれば座り心地が変わらない
座り比べた6種類はどれも座り心地が違い、厚みも表面の感触も施設ごとにばらばらでした。
備え付けに任せているかぎりその日の座り心地は行った施設で決まりますが、自分の1枚を持っていけば、お尻の下だけは動きません。
高いマットは価格以上の体験が読めない
正直に書くと、僕はまだ買い替えていません。安いものならためらわずに買えますが、ある程度の価格になるとその値段以上の体験が返ってくるのかが読めなくなるからです。
クッション性・大きさ・軽さのどれを優先するか
どれが一番かは僕には決められず、決まるのはあなたが何を優先するかです。
クッション性か、大きさか、持ち運びやすさか。この3つのどれを上に置くかで、手に取る1枚は変わります。
- クッション性を優先するなら、座った瞬間の沈み込みで選ぶ
- 大きさを優先するなら、胡坐で踝まで乗るサイズで選ぶ
- 持ち運びやすさを優先するなら、折りたためる軽さで選ぶ
僕の場合はクッション性と大きさが上にきていて、その条件に合う1枚を探している最中です。
100均のマットは、近所の店で見つけ次第サウナ室へ持ち込んでこの記事に追記します。気になっているSAMATTOも、試したら書き足します。
必要になったときに1枚あればいい。それくらいの気持ちで選んで大丈夫です。
マット以外のサウナグッズも見直したくなったら、こちらから。三種の神器から上級者装備まで並べています。





たった1枚で、行くたびの気分がちょっと変わります。焦らず、自分のペースで選んでください。
あなたのサ活が100倍楽しくなるお手伝いが出来たなら幸いです。




